2014年10月13日月曜日

コーディネーショントレーニングとは

以前「コオーディネーショントレーニングとは」のコラムを書きました。

今回コオーディネーショントレーニングの不完全さから

完全なパフォーマンスにつながるコーディネーショントレーニング」。

今回セミナーに参加した「コーディネーショントレーニング」の原則を書きたい。


○コオーディネーション能力形成の一般原則
(児童期におけるコオーディネーション能力の育成と診断)

原則1

主要な方法は、変容豊かなエクササイズである。

原則2

エクササイズに応用する運動スキルは、技術的に正確に収得されたもので、必ず技術的に正しく実施されなければならない。

原則3

追加エクササイズとして、分析器(視覚・聴覚・触覚)の性能向上に役立つようなエクササイズの導入が可能かつ必要である。

原則4

応用しようとするエクササイズは、優先的に1つのコオーディネーション能力に照準を当てて選択することが必要である。

原則5

より軽いコオーディネーションエクササイズからより難しいコオーディネーションエクササイズに切り替える。

原則6

最適なトレーニング効果は、一定の方策を練って、コオーディネーション難度が徐々に上昇するときに達成される。

原則7

コオーディネーション能力のトレーニングは、トレーニングユニットの中の独自部分あるいは他と切り離された時間として組織化する必要がある。
練習時間は30-45分程度にするべきである。
トレーニングユニット間では、コオーディネーションの非活動期間がそれほど長くなってはならない。

原則8

コオーディネーション能力のトレーニングは、競技者が十分に休まった身体と「新鮮な気力」を有している時にもっとも効果を発揮する。
極度に高い心身負荷の後に行ってはならない。

原則9

コオーディネーション能力のスポーツ種目特有の位相におけるトレーニングは、その種目の行為条件下で実施された場合に効果が大きい。


○プログラムの作成

練習時間は30-45分程度
・2-3回/週
トレーニングユニット間の非活動期間がそれほど長くなってはならない


コオーディネーション能力形成の階層性モデル
(Hartmann 1999)

  1. 定位能力
  2. 反応能力
  3. 運動能力
  4. 分化能力
  5. リズム化能力
  6. バランス能力
  7. 変換能力


○3つのコーディネーション能力
(Hotz)

・Timing

適正な時間と場所に力・速度配分をもって的確な指示を出せる。

・Spacing

空間的な把握と自身の位置関係との照らし合わせを瞬時に行う。

・Grading

力の発揮度合、関節角度の調整。


関連:コオーディネーショントレーニングとは


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